歌舞伎町ぼったくり被害 警察官が共犯者なのではないかという事例

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2015年1月21日(水)深夜の、ぼったくり被害です。
被害者の方から、貴重な手記をいただきましたので、報告させていただきます。

 新宿歌舞伎町ぼったくり被害|警察官が共犯者なのではないかという事例

ぼったくりと警察官

警察官が良くも悪くも中立の立場をとると、結果的に、ぼったくり店舗側の味方をしている結果になります。
助けてくれると思った警察官に助けてもらえないという絶望は、警察官が思っている以上に、被害者が不当な金額を支払う決断を強力に後押しします。
本日いただいた被害報告は、警察官が中立の立場をとることで、結果的にいぼったくり店舗の味方をしているという次元を超えて、完全にぼったくり店舗側の味方をしてしまっているのではないかと思われる事例です。私自身、強い衝撃を受けました。

被害者からのご報告

被害者、被害額等
・被害者一名。20代大学生男性。
・支払総額 店内にて6千円 
・後に警察立会いの元、10万円を支払っております。
 合計10万6千円
・但しさらに20万円を支払うという念書をとられております。

入店までの経過
・22時半頃に新宿の歌舞伎町で、キャッチの人に声をかけられました。
・わたしは「お金がないので6,000円以上は払えない」ということを強調しました。
・キャッチの人は「問題ないです、安く女性と楽しく飲めるところを紹介します」と言ってくれたので信用してついていくことにしました。
・店舗に入るときは、私が成人であることの確認と、女性に対しての暴言や暴力行為などをしてはならないことの諸注意をされました。
・店舗は地下2階にあり、狭かったです。
・収容人数で言えば20人程度の規模です。
・入り口付近にお金を払う場所があり、その先に客席が何卓かあるといった感じでした。
・ボーイ数人、女性3,4人(奥に控室があり正確にはわかりません)
・照明はとても暗く、最初はあまり顔が見えませんでした。
・店内は狭いが席はゆったりとしていました。
・他のお客さん(2組ほど)も楽しそうに話していました。

店の対応
・前もって6千円で飲み放題との説明がありました。
・女性の飲み物は千円といわれたが、その注文は断りました。
・最後は断りきれずにいると、女性が店員に自分の注文を書いた紙をわたしました。
・自分が困ると言っても、テーブルについていた女性は料金は6千円で済むようにと話をつけるから大丈夫と言っていたため、高くても1万円程度を想定していました。
・自分の知らないうちに、どんどん高価なお酒が運ばれていたようです。女性が全部飲んだといわれました。
・1時間ちょっとの滞在で30万円も請求されました。
・女性の飲み物は千円と強調されていたのに、伝票を見ると数万円もするものが記載されていました。

店内のこと
・自分に対して女性一人がついており、6000円しかないので「追加注文はしたくない」ということを伝えました。
・かわりにきた別の女性におされて、注文を許してしまいました。
・自分はビールを2,3杯飲んだだけです。
・女性は小さめのグラスに入ったお酒を飲み干してました。
・女性が自分に注文の許可を聞いたのは最初だけで、それからは付箋に注文を書き、奥の人に渡す形で勝手に注文をしていました。
・自分はしばらくその行為が注文ということに気が付きませんでした。
・女性が飲み終えた大量のグラスがテーブルにたまっているを見て不安感を覚えました。
・しかし、女性が料金は6000円で済むように中の人と話すから大丈夫というので、そのままにしてしまいました。
・自分もお酒を飲んで判断力が低下していました。

法外な請求について
・30万円の請求を受けました。
・6000円の飲み放題ということで入店し、値段のわからないものを大量に勝手に注文されていたので適正な値段を知ることはできませんが、一貫して6000円ちょっとあれば大丈夫という趣旨の説明を受けていたのでおかしいと思いました。
・そんな大金をもっておりませんし、当然、支払えませんので、この請求額おかしい、納得出来ないと言いました。
・しかし、店員の態度は高圧的で「飲み食いしたのなら当然要求された金銭は払うべきだ」「払えないのなら警察に通報する」と言われました。
・対応していたのはガタイの良い男性で、他の店員もこちらの様子を見ていました。
・店の出口の方には何人も店員がいて、逃げるということもできそうにありませんでした。
・店員は「支払えないのであれば当然ATMで引き出してでもお金を払うべきだ」と言われました。
・最初は抵抗していたのですが、とりあえず店の外に出たいという気持ちでじゃあATMに行こうと応じました。
・この時は本音では支払う意志はなく、同行してきた2名の店員を振り払って逃げる機会を伺っていました。
・同行の2名の男性店員はずっとつきまとってきて、なかなか逃げることができませんでした。
・逃げようと試みたところ、捕まってしまい、店員二人に押さえつけられ、私の首根っことベルトを二人で掴まれる形となりました。
・店員2名は私のことを料金を払わずに逃げる人間であると責め、歩きながら警察に通報の電話をしました。
・私は警察官がきてくれればかえって助かると思い、少しほっとしました。
・しばらくすると、パトカーで警察官が来ました。

警察官の対応
・路上のまま、警察官から事情を聞かれ、私は経緯を説明しました。
・私が「6000円の飲み放題ときいていた」「知らないうちに高いお酒が注文されていたということで30万円の請求を受けている」「納得出来ない」「払えないえない」と伝えました。
・しかし警察の方は、「民事不介入ということで立ち入りはできない」「支払ったほうがいいのではないか」と言いました。
・店の人も「今すぐ支払え」と声をあわせます。
・店の人には、一切の妥協がなく、とにかく30万円をいますぐ回収することにこだわっていました。
・私が何度「お金がない」といっても、「家で寝ている親に電話をして払ってもらえ」と言います。
・私は、無理なことを言うなぁ。。と思いました。
・私がなにをいっても、警察官は助けてくれませんでした。
 警察官「それでもね、私達はお店の中でどういうふうに飲み食いしたかもわからないし、値段が不当か不当でないかの判断は客観的にはとても難しいんですよ。こういうのは金銭トラブルで民事の話なんですね。警察は刑事事件においては助けることができるんですけど、原則は民事不介入でして今回の件に関してはどうすることもできないんです。お互い当事者同士で話して頂いて、それが終わるまで最後まで見届けます」
・最初はいてくれるだけでも心強いような気がしましたが、もしかしてこのお巡りさんたちは私を助けてくれないのかもしれないと思い始めたら、ものすごい不安が襲ってきました。
・店の人は「この人がうちの店で飲食した分を支払えるだけの金銭がないのに飲食を続け、そして請求したお金を支払わないんです。ATMで引き出して払うというので同行していたんですけどそしたら突然逃げ出してそれを捕まえるのに怪我もさせられました(一緒にいた人が擦りむいた指を見せる) こういうことで通報しました」とこんな話を繰り返していました。警察官とのやりとりも慣れているようでした。
・しまいには、警察官の方から、「弁護士を雇って争うという選択肢もあるにはあるんですけど、あなたは今回相手の方を怪我させてしまってますよね。これはとても不利なケースなんです。裁判で闘っても厳しいですし、消費者金融にお金を借りるよりは親御さんに借りたほうが無利子ですのでいま親御さんに電話をして出してもらいましょう」とまで言われました。
・ここまでいわれたことから、警察の人はもう助けてくれないのだなと観念してしまい、自分としては親に言いたくない気持ちもあって貯金の10万円を引き出しました。
・そして、店の人には、「いま10万円を支払いますので残りの20万円を親に出してもらうという話を明日の朝直接親としてもいいですか?」と提案しました。
・店側の人は「それではそれを紙に書いてください」ということで10万円をわたし、さらに店の人の指示で、自分のもっていたノートに「私◯◯◯◯◯◯は、未払い分20万円を1/21の午前中に支払うことを約束します」と店の人の指示で書き、渡しました。
・免許証のコピーも要求されましたが、警察の方がそれはいいんじゃないかということで渡さずに済みました。
・連絡先として私と店の人とで電話番号を交換しました。
・私から10万円と念書を受け取った店の人は、そそくさと帰っていきました。
・真夜中でしたので、私も疲れきっており、タクシーで帰りました。

青島の感想

いやあ本当に恐ろしい話です。
警察官が「弁護士を雇って争うという選択肢もあるにはあるんですけど、あなたは今回相手の方を怪我させてしまってますよね。これはとても不利なケースなんです。裁判で闘っても厳しいですし、消費者金融にお金を借りるよりは親御さんに借りたほうが無利子ですのでいま親御さんに電話をして出してもらいましょう」という趣旨の発言をしたというのが真実であれば、悪夢としかいいようがありません。1時間いて30万円という請求をする飲食店舗がまともな店であるわけがない。それを支払ったほうがよいという話を警察官がしたのであれば、これは完全にぼったくり行為を警察官が容認したことになるのではないか。
逃げる被害者を捕まえた店員がかえって自分が怪我をしたなどといっている言い分を額面通りに受け止めて、かえって裁判になれば不利だなどと判断するこの警察官の方の思考回路はどうなっているのか。
ひとり1時間の飲食でトータル30万円の支払いを認める念書の作成をするといったら、誰に聞いてもそれはやめろという話になるのではないか。
それを警察官が立ち会って作成しているというこの異常性。

被害者の方から正規のご依頼があれば、対加害店のみならず、警察との関係においても、できる限りのことはしてみたいと思っております。

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青島 克行

青島 克行弁護士・保育士・宅地建物取引主任者

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こんにちは。
ぼったくり被害に関する情報提供と皆さまとのコミュニケーションのために、このサイトを運営しています。
コメント、メッセージをお待ちしております。

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コメント

    • ぼったくり店 店員を名乗る方
    • 2015年 9月 10日

    歌舞伎交番の警官の人達は皆さん有能な人達ばかりでしたよw

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弁護士の紹介

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青島克行(→プロフィール

私宛のご質問と回答はask.fmで公開しています。
静岡県静岡市出身
昭和50年9月17日生
 弁護士(東京弁護士会、登録番号31776)
 保育士(東京都)
 宅地建物取引主任者(東京都)

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